しゅっとする|香珈房Blog     

2015年2月15日日曜日

しゅっとする

大阪生まれ大阪(茨木・高槻)育ちの私なのですが、時折関西弁に違和感を覚えることがあります。その中の最たるものが「しゅっとする」です。

「あの人はいつもしゅっとしてはる」
とか
「そーゆー時はしゅっとせなあかんねん」
みたいな使い方をします。

勿論意味は分かります。
スタイルや身のこなしがスマートであることや、言葉や服装や態度がきちっとしていることなどを意味している場合もありますし、「あの顔がしゅっとした人やろ」などの場合、単純に細面であることを指していることもわかります。

ただ、なんだか違和感を感じる。

これまではその違和感は単純に個人的な原因だと思っていました。
両親が関東の人で、いわゆる標準語の家庭で育ったので私自身も時々関西っぽくないねと言われることがあり、きっと関西人なのにちょっと感覚が変なんだろうなぁと思っていたのです。

でも、先日その原因がちょっとだけ分かりました。
なんとなーく「しゅっとする」をネットの辞書で調べてみたんですね。
するとそこにはこんな一文が。

「京都では使わない」

あーそうか。
大阪でも北摂は京都に近いので、あまり使う人がいないから違和感があるんじゃなかろうか。この辺では使わない関西弁だから違和感を感じるんであって自分の感覚が関西人と違うからじゃないんだ。
そして、確認のため生まれも育ちも高槻の友人に聞いてみたところ、やっぱり「意味は分かるけど、使わんなー」でした。

なーんやそんなことかいな。地域によって関西弁がちょっとちゃうことくらいあたりまえやんか、と思われたかもしれません。
しかし、自分でも時々自分が似非関西人ではないかと思ってしまう私にとって、この違和感の原因が私個人の感覚の問題ではないことを知ることが出来たことは、ブログに書いちゃおーって思うくらいにはテンションが上がる出来事だったのです。


あ、ブログ書いてたら猫背になってきた。
しゅっとしよ、
しゅっと。